2014年12月4日木曜日

国税不服審判所の予算

 講演の準備として、そういえば国税不服審判所の予算は年間いくらだったっけ?とググりました。
 「国税不服審判書 予算」

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 ピタッとしたものは出てこなかったのですが、上記写真のPDFがヒットしました。

 平成25年の成立予算額です。

 国税不服審判所 年間合計約44億7000万円
 うち、「審査請求の調査及び審理に必要な経費」、約1億4000万円。
 なんでしょう?

 予算のほとんどは、おそらく人件費と思われます。約500名分。
 その他に、1億4000万円。
 審判官、審査官らが現地に赴く際の交通費?英文書類等の翻訳費用? 
 調査のためにどういった費用を使うのか、ちょっとピンと来ません。

 その他。
 「独立行政法人酒類総合研究所運営費」として、約9億6500万円。
 なんでしょうか、この団体。

 ググりました。
 広島にあるんですね。
 
 「酒類総合研究所は財務省所管の独立行政法人として、国税庁の施策を実施するため、酒類に関する技術的な面での業務を行っております。基本的な方針としては、酒類に関する高度な分析及び鑑定を行い、並びに酒類及び酒類業に関する研究、調査及び情報提供等を行うことにより、酒税の適正かつ公平な賦課の実現に資するとともに、酒類業の健全な発達を図り、あわせて酒類に対する国民の認識を深めていただくことを目的として業務に当たっています。」
 
 総勢45名、うち研究職員32名。

 ここが、今年6月頃、大騒ぎになったサッポロの第三のビール「極ゼロ」は、第三のビールじゃない!といった検証・研究をしているのでしょうか。

 この組織の予算とは別に、「酒類業の健全な発達の促進に必要な経費」として、約4億円の予算が成立しています。
 酒関係だけで、国税庁として、約13億円の予算をとっています。
 
 「酒・たばこ」と並び評されることが多いと思うのですが、この「酒」と「たばこ」の今の取り扱いの差はいったい何に原因があるのでしょうか。
 ちなみに、平成25年度の酒税収入は、1兆3740億円のようです。
 この国税の酒税獲得のために、研究費的なものとして13億円をかける意義はあるのでしょうね。よくわかりません。
 
 ちなみに、サッポロは、特別損失として「酒税追加支払額等」116億3900万円を計上しています。関連して、「アドバイザリー費用」が3500万円、その他が1100万円。なんのアドバイザリー費用なんでしょうか。争うべきか否かとして、税理士法人と弁護士法人からのアドバイス費用なのでしょう。


 また、平成25年のサッポロの研究開発費は、約26億円のようです。ただ、国内の酒類事業の研究費としては16億円だったようです。
 
 またしても、だから何?という、ものでした。
 へーっ、ということで。

 たまに、ネットサーフィンではありませんが、政府の公の資料、ネット上の資料を紐解くと、面白いです。
(おわり)

*無心に、研究。



 

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